翻刻!べらぼう関連資料

コレクション: 山東京伝

通言総籬(其一のみ) - 翻刻

通言総籬(其一のみ) - ページ 24

ページ: 24

翻刻

もんたの《割書:喜助介はゆかうびやうふにかゝつている。若松屋のわかつるが出した|もちつきの#1てぬぐひをとつてたもとへいれ》 《箱:喜の》サアお出なさりやし《割書:ゑん二郎しあん立て|かつてへいづる》《箱:おちせ》 ヲヤしあんさんやけあなが目にたちやせんは。モシ づきんはよしかへ《箱:喜の》こふともし四蝶(してう)さんの所 から人がきたら。たつの口へでもいつたといつて おきや。それもよしこれもよし《割書:トそこらを見廻し|ながらかつてへいで》 何かわすれたやうだはへ《割書:ト少し|かんがへて》ヲヽそれ〳〵ふくい 町の豊国(とよくに)が所から人がきたら。わすれずに 此ぢうのやしきのを二分やるのだよ《割書:トたんはしこの小引たしから|うら付#2を出し》こ いつもはかなくなつたす《割書:トはいて出る。狆(ちん)が後について出そうにする小女は|だきながら。ゑん二郎としあんが。ぞうりをなをす》 《箱:しあん》これゆひぬきがをちてるよ《箱:ゑん》ちかめがとんだ物 をみつけ出したおちさんいつてきやす《箱:おちせ》さやうなら こきげんよふ。ヲツトおつむりがあぶねへ《箱:喜の》サアおさき へ   《割書:此間柳ばしより大さんばし迠船中のしやれよしはらやうじの|ふさならであまり長〳〵しければこゝにもらす》 【下巻へのリンクは注釈3】#3