みんなで翻刻ver1

コレクション: STAGE5

新板ぢしん太平記 - 翻刻

新板ぢしん太平記 - ページ 3

ページ: 3

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こゝに|地(ち)の下(した)住人(ぢうにん)地震(ぢしん)大そふぐんゆりたりと申ものありその しつけんになまづはん官(ぐわん)ゆりもとさてがうけつぶそうのゆうし なりしが近頃(ちかごろ)いきほひつよく大ひにはびこり信州(しんしう)又(また)おだはら いせのくに等(とう)をせめなほもぢの下のくらきをなげきせかいのあか るき所(ところ)を横行(おうぎやう)せんと味方(みかた)を集(あつ)め諸〻(しよ〳〵)国(くに)〻四十三ヶ国へ ゆりいだすころはちの下へんどう元(ぐわん)年むぐらの望月(もちづき)ぐら〳〵 山くらやみとうげにおしいだすまつさきにはなまづのもんの はたをたてせん|手(て)の|大将(たいしよう)なまづはんぐわんゆり|元(もと)くろいと おどしの大よろひにかめのこうらのまい立ものひげのこまに まつくらおいてくらりとうちのり大ゆりにゆりいだすつゞいてほら を|吹(ふき)右衛門山|成(なり)へ|水(みづ)いろおどしの大よろいを|着(ちやく)しぶう〳〵 |毛(げ)のこまに|打(うち)のりぢしんゆる|木(き)の|介(すけ)と|共(とも)にふきいだすつき したがうめん〳〵には|立木(たちき)ねこぎの|介(すけ)大いし|落(おち)右衛門|山中(やまなか) うなりの助ふるいけの|住人(ぢうにん)こゐはのぼりの介すつぽん太郎 |石亀(いしがめ)|次團(じだん)太|踊子(おどりこ)どぜうの介|鮒(ふな)四郎をはじめ|其外(そのほか)むぐらの持(じ) |兵衛(へい)めみずの|与市(よいち)おけらの一ぞくわれも〳〵とゆりいだす|遊軍(ゆうぐん) として五七は|雨(あめ)あられの介|降(ふり)安(やす)があめいろおどしの大よろひ を着し大ふり|毛(げ)の|駒(こま)にうちのりふりいだす付したがふめん〳〵 には|地雨(ぢさめ)三郎しぐれ太郎つゞいてかみ|鳴(なり)五郎五郎おちたりは火 おどしのよろひにとらのかはの|下(した)をびを引〆|太鼓(たいこ)のさしものを なしむら|雲(くも)のこまにひつくらおいてくらりと打(うち)のりお|夕立(ゆうだち)を ふりかざしごろ〳〵となりいだす付したがふめん〳〵にはらいぢう 太郎ねこまた|化(ばけ)右衛門いたちぼうてんかいとうへ|天気(てんき)快(かい)せい としるしたるはたは四ツは日でりの介はれ安がちん笠【陣笠】也つゞいて 六ツ八ツうぜの|冠(かん)ぢや|雪(ゆき)ふりが出立には山おろしの大よろひ につむじのまひ立もの|風(かぜ)袋(ふくろ)のほろをうけて|吹(ふき)げの|駒(こま)に□□□□ おいてふわりと打のり|砂(すな)けふりをふき立〳〵ふき出したるいき ほひいかなるがんせきおゝ山たりともくつがへさんとの|勢(いきほい)なり