chinjuhさんのお気に入り

コレクション: 昔話の世界を翻刻!

金太郎 - 翻刻

金太郎 - ページ 6

ページ: 6

翻刻

けだものゝうち にもくまはもう ぢうゆゑひと たびは金太郎 にはむかひ たるが▼▲ ▼▲なか〳〵ちから およばずさん〴〵に  なげつけられる   これより金    太郎は◑ ◑くまにのりて みね〳〵たに〳〵を かけあるかせばじゆつを こゝろみるまたは をり〳〵わが心に そむくことあれば まさかりを もつてあたま をさん〴〵に うてどくま はあやまり いたりける 〽なんとつよからう   おれがこれから  てまへにのるからよく   かけあるけあるかぬと  またまさかりだぞ

現代語訳

獣の中でも 熊は猛獣なので、一度は 金太郎に 立ち向かった が、 なかなか力が 及ばず、散々に 投げつけられる。 これより金 太郎は 熊に乗って 峰々谷々を 駆け回らせ、術を 試してみる。また時々 我が心に 背くことがあれば 鉞を 持って頭を 散々に 打つが、熊は 謝って いるのであった。 ♪「なんと強いだろう。 俺がこれから お前に乗るから、よく 駆け回れ。駆け回らないと また鉞だぞ」

英語訳

Among the beasts, the bear is a fierce animal, so it once confronted Kintarō, but its strength was no match at all, and it was thrown about terribly. From this time on, Kin- tarō rides on the bear, making it run through peaks and valleys, testing his skills. Also, whenever it goes against his wishes, he takes his hatchet and strikes its head repeatedly, but the bear apologizes profusely. ♪"How strong I am! I'm going to ride on you now, so run well. If you don't run, it's the hatchet again!"