翻刻
もえ出れは大火なるへし
一|丙(ひのえ)は火の兄ひのとは火の弟也兄は竈(かまど)の火弟は灯火等也又
寅卯は木にして火を生じ戌辰酉未は土にして火より土を
生ず万物焼ては皆土と成る理也又土より火をも生ずる也
土は五行の母にして万物土の気をうけて生ずる物也
一焼跡家作取懸りの前に地名ふりの祈祷をすへし不浄場
は壷を取捨四尺四方深さも同しく古土を掘捨清き土
を入替て新宅普請すへし不浄よけの法あれどももとめに
応してあたへまいらすへし
一世に宅相といふ事あれとも唐土(もろこし)にて貴人の館閣にのみ用ひて
庶士以下の用ゆる事あらざりしが近代諸国とも家相見
おこなはるゝといへ共古家の大極をよく見定むる者少し爰に
高岡の一統信するに堪たり予案するに新たに建
たる所宅相|悪(あく)しといへとも陽気にて祟(たゝ)り薄し家の古く