翻刻
と云人はいかゝあらんと察すへし人心面のことくとなれ
へ心面のことくとなれ
は君臣合体と云は道のあふをいへるにて君の可否
善悪にその臣の心符合するをいふにはあらすかの
嬰子のいへる和と同との如し辛甘味異にする
を以能味を調ふ是を和といふとそ甘きを以甘を
和し辛を以辛を和するこれ和にあらす同すといふへし
同なる人は奸佞か又愚成人よき人と知らは用ひよ猶
豫する内には必その人もあしく見ゆる物にていつ
か〳〵と侍れし花のつほみ開きしはいろ薄く見
ゆる類ひともいはすし扨人に任するは鄙吝の心なく
任せなは欺るへし欺かれしとすれは其人の才
朽ぬへし
政の事
政とは正文と書て正は天理自然の道にして則
質也質とはしたち也夫に文をかへて見事に成
を以政と言へる成へしその政の施すに寛猛
の時に応するやくに有たき事なり寛猛
勢ひを異にすれとも同しく聖人世を恵む
の仁より出るなりされは秋の爾?を仁の爾?