Gallicaの日本資料を翻刻!

コレクション: コレクション3

BnF. Département des manuscrits. Japonais 212 (1) - 翻刻

BnF. Département des manuscrits. Japonais 212 (1) - ページ 20

ページ: 20

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むすこにハと思ハるゝも耻(はづ)しさも忘(わす)れて。初會(くわゐ)からのもてなし。 酒(さけ)が過るやう過す【ず】やら。サア〳〵床(とこ)〳〵とたちまち人切れが無く なり。三ッふとんの上に。息子ハ禿(かふろ)のたそや【誰哉=遊女?】相人(あいて)に。ばけものはなし 花の井も身しまひはやく来て。ちよくら噺(はなし)を本にして 怖(こわ)かるなど。さすが北廊/育(そだち)のあどけなきも。可愛(かあい)きものぞかし。 息子ハあまりの可愛さに。ふたつ枕に引よせれバ。花の井が方から 口を吸(す)ひ。溜息(ためいき)などしげきに。女きらゐも何国(どこ)へやら。帯(おび)の解(と)く 解(と)かぬ論(ろん)にも及バす。すぐに陰戸(かくしど)へ手をさし入てさぐるに 勤(つとめ)のたしなミハ物かハ。そこらぬら〳〵と。屋鋪(やしき)育(そだち)のものヽ目に合ハ