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コレクション: とりあえず気になる

一休はなし(元禄十三) - 翻刻

一休はなし(元禄十三) - ページ 13

ページ: 13

翻刻

【みん翻と無関係に作ったものを転載しているため、ふりがなと、適切な改行を欠く状態です】 もりたるからざけをさゝげて。箸おつとりのべの給はく   なんぢ元来枯木のごとしたすけんとすれ共   生て二度水中に遊ぶ事あたはず。   愚僧に服せられて仏果を得 喝との給ひて。ひた物参りける。 一休つく〳〵と聞きて又眉をひそめてしあんし。其夜の明るを待かねていそき魚の棚へはしり行。したゝかなる鯉を一献買来り。みそ汁をこしらへ。かのこゐをひんにぎり。ながたなをおつとりのべて。ほそくび中にうちおとさんとせられける所へ。師の坊立出御らんじて。是はさたのかぎり也昨夜もしめしおしへしごとく。いとけなき小僧の身としてからさけだにもゆるさゞるに。其いきてはたらく 物をがいしてくらはん事。もつたいなしといましめ給ふ。一休すこしもさはがず。われらもゐんだうおはしますとて去ぬていにておはしける。師の坊もあきれはて。大に笑ひ。それはいかなるゐんだうぞや。もししからばゆるし申べし。しからずはのがすまじとてかの御家の一棒をこわきにかいこふで。ゐんだういかにとせめられけり。一休すこしもさはがず。いで引導仕らんとて左には鯉のほそくびひんにぎり。右にはながたなをしやにかまへて  なんぢ元来なま木のごとし。たすけんとすればに  げんとす。生て水中にあそばんよりは。しかじ  愚僧がくそとなれ喝