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コレクション: とりあえず気になる

一休はなし(元禄十三) - 翻刻

一休はなし(元禄十三) - ページ 16

ページ: 16

翻刻

【みん翻と無関係に作ったものを転載しているため、ふりがなと、適切な改行を欠く状態です】 御歌や。おそれながらたゞ今さづかり申せし心を。一首申てみんと申されければ。それはきどくなるこゝろさしやとの給へは彼俗よめり   うろぢむろぢ一やすみぞときく時は   十まんおくどすんさきとしる と仕りければ。一休きこし召。善哉〳〵とて。尻餅ついてよろこび給ひ。かゝるためし。もろこしにも侍りし事也。四休居士といふ人有けるに。山谷といふ人。其四休のこゝろをとひければ。四休わらひて答ていわく。   麁茶淡飯飽則休 補破遮寒暖則休   三平二満過則休 不貧不妬老則休 と申されければ。山谷がいわくこれ安楽の法也。それよく小時は不伐の家也足る事をしるは極楽の国也と感じて。したしくかたり四休の心を得三首につくりてうたひたのしみしとかや其一首   富貴何時潤髑髏 守銭奴与抱官囚   大医診得人間病 安楽延年万事休 と侍りしによく似り。一休の心をとひて。今其方の歌よむ事よと感じ給へば。彼人申やう。一休の二字をたづねて。四休の四字をしる事。まことにもとめずして得を幸と註せしとかや。これ幸なりとよろこびけるが。かの四休の内。三平二満とはいかなる事やらんと申ければ。其方の内方よとの給へば。合点まいらずと。見にくきと