翻刻
【みん翻と無関係に作ったものを転載しているため、ふりがなを欠く状態です】
とよみて是をつかはされければ。村々の百姓かゝる事にて
は免おほく給はる事。思ひもよらずと申ければ。一休ひら
さら此歌のみ捧よと仰られて帰り給へば。おの〳〵せん
ぎしけれ共。本より土の付たる男共なれば。一筆よみ
かく事不自由なり。ぜひなく彼歌をさゝげければ。近
衛殿御らんじて。是はいかなる人のしけると仰出されけ
る。百姓申けるはたき木の一休の御作にて候と申
せば。その放者ならでは。かゝる事いはん人は。今の世に
覚へずと興じ給ひて。おほくの免を下されけると也
【一休、関の地蔵くやうし給ふ事】
『六』関の地蔵をはじめて作りし時。所の人々よりあひ。此開
眼をばいかなる御僧にかたのむべしととり〳〵に評定