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コレクション: とりあえず気になる

一休はなし(元禄十三) - 翻刻

一休はなし(元禄十三) - ページ 27

ページ: 27

翻刻

【みん翻と無関係に作ったものを転載しているため、ふりがなと、適切な改行を欠く状態です】 門外へ出給ひて。おの〳〵ひらき御らんじて。いそぎかなへて給はゝ。我わが命はながらへて。おの〳〵には。其替に。能道ををしへ申さんと。おくの間へずんど入。一筆さらり書て引むすび。彼三人に渡し給ふ。三人よろこび御心やすく思しめせとて罷出。門外へはしり出て。扨社申さぬ事かとて。いそぎ其名のしらまほしさに。かのふみひらきてみれば。御歌有    本来の面目坊かたちすがた    一目見しより恋とこそなれ    我のみかしやかも達磨もあらかんも    此きみゆへに身をやつしけり  とかゝれたり。三人の者共。案に相違してければ。よこ手をはたと打。ひごろの御心もしらぬ身が。あらぬわざを思ひける社おかしけれ。今にはじめぬ御どうけに。たばかられける社おろかなれ。まことに有がたき御僧かな。画にうつし。木にきざめるはおほけれど。わたもちの釈迦如来なりと。おがまぬ人はなかりけり 【一休、詩歌を作りて。蛸をくひ給ふ事 付 吐きやくの事】 『八』一休和尚。蛸(たこ)が御好物にて。或日のつれ〳〵に。たこを 買(かい)につかはれけるに。折ふし棚(たな)にたこやきれたりけん。こゝ かしこともとめかね。おそく帰りければ。待わび給ひて一首    此たびはいそぐといふになが袖の    たこの入だう道のおそさよ