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コレクション: とりあえず気になる

一休はなし(元禄十三) - 翻刻

一休はなし(元禄十三) - ページ 31

ページ: 31

翻刻

【みん翻と無関係に作ったものを転載しているため、ふりがなと、適切な改行を欠く状態です】 人のあまりいはんとて。有まじきふしぎをいひふれて。一休をほめんがため。かへつてそしるにひとしければ。其理をしめし給ふ。有がたし〳〵とかんじければ。皆人心得がほにて。うなづきあへり。帰りしと也。 【一休難句を付給ふ事】 『十』白川の辺にすまゐしける桑門に。名誉なるかる口の人侍りけるが。一休のかる口なる事を聞及び。いつぞは行て難句をかけ。心みんと常々心がけられけるが。ふ斗思ひあたりたるしゆかう有ければさらば一休へ参り御知へにもなり。扨一句してみんと。はる〳〵と白川辺土より。紫野へとぞいそがれける。折節一休も庵にまし〳〵て御知人になり。とかくふる程に内々たくみし一句の作だも出来ければ。彼僧申されけるは。承はり及びし。御かる口を何にても。一句あそばせかし。付て見侍るらんと申されければ。一休仰らるゝは。客発句に亭主脇とこそ申せ。其方あそばせと有しかば。内々たくみ置し事なれば。さらば申てみんとて。なんくを社は出されける。此所は何と申。紫野とこたへられければ   紫野丹波近 とせられければ。まだ行きも引入ぬに。はや付られける。そなたはいづくの人ぞ。白川の者也と申されければ   白河黒谷 隣 とあそばしければ彼僧肝をつぶしさしもむつかしき