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コレクション: とりあえず気になる

一休はなし(元禄十三) - 翻刻

一休はなし(元禄十三) - ページ 37

ページ: 37

翻刻

【みん翻と無関係に作ったものを転載しているため、ふりがなと、適切な改行を欠く状態です】 ければ。此しやれかうべより外に。めでたき物はなしとて読る   にくげなき此しやれかうべあなかしこ   目出度かしくこれよりはなし と侍り給ひて。是みよや人々目出たるあなのみ残りし をば。めでたしといふなるぞ皆人ことにかくとはしるら めどきのふも過し心ならひに。けふをくらしつ。あすか川 の淵瀬常ならぬ世とは。目に見ぬからに。風の音にもおと ろかぬ人々に用心せよと思ふ也。たゞ人は是にならねば目出 度事は何もなしとの給へば。諸人是を聞て。扨もかし こきひじりとて。おがまぬ人はなかりけり 【一休、大名に引導わたす事】 『十四』西の国の大名身まかりけるに。今はの時に申されけるは。我死して後しゆ〳〵の仏事をもつとむべからずむらさきのゝ一休禅師を請じて。引導を頼み申せ。是より外にのそみなしとて死しけり。 人々なげきて御遺言なればとて。いそぎ都へ使者をたて。一休を請じける。一休すこしもいなび給はずかの使と打つれて。むらさき野よりはる〳〵と下り給ふ。 葬礼の日限きはまりしかば。音に聞へし一休和尚社此国何がしに。御引導のためとて。御下向有しと社いふたれ国々島々より。きゝ伝ふる程の人。足を空にまどふて。きせんくんしゆしちやうもんせむとぞひしめきける。葬礼の義式。天には花をふらし。地には錦を敷。ことばにも