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コレクション: とりあえず気になる

一休はなし(元禄十三) - 翻刻

一休はなし(元禄十三) - ページ 39

ページ: 39

翻刻

【みん翻と無関係に作ったものを転載しているため、ふりがなと、適切な改行を欠く状態です】 件の画像を取出し賛を頼み奉る由申ければ。やすき事なりとの給ひ。彼画像をさらりとひらき。一らん有て。筆をつとり給ひ。先善導大師に讃して云   末法出現名善導 末法出現善導と名く   則是弥陀化身也 則ち是弥陀の化身也   濁世末代導悪人 濁世末代悪人を導く   一切衆生易往生 一切衆生往生易し  法然上人には   伝聞法然活如来 伝へ聞く法然活如来   安座蓮華上品台 蓮華上品台に安座す   尼入道同愚痴輩 尼入道愚痴の輩に同じ   一枚起請最奇哉 一枚起請最奇なる哉 と即事にあそばしければ。扨社とて。おの〳〵大きによろこび侍りて。此両仏に浄土宗として讃をしたる物ならば。手ほめにしたりとて。又日蓮宗あざけるべきにかゝるうれしき事社なけれとかの讃を日蓮宗にみせて。大きにゐげんをぞ申けり。 其頃は殊に日蓮宗と浄土宗と。法門をあらそひ。さらに小犬のいかむがごとく。牛つきまなこをいからかしければ。日蓮宗彼讃をみて。大きにはらを立。一休をそねみにくみけるが。其中に一人申けるはいや〳〵一休の御心は。物にかざりなく。すなほなる御事也。いざや日蓮大聖人の像をかゝせ。讃をこひてみん。あれ程の褒美は有へしと申ければ。尤共然るべしとて。いそぎふためきて画をかゝせ。やがて一休へもちて参り。賛をたのむ由申ければ。もとよりかるき御僧なれば。やすき事と宣ひ。かの