翻刻
【みん翻と無関係に作ったものを転載しているため、ふりがなを欠く状態です】
八 同 詩歌(しいか)を作(つく)りて。蛸(たこ)をくひ給ふ事 付 吐(と)きやくの事
九 同 魚(うを)をくひて高札(たかふだ)を立給ふ事
十 同 難句(なんく)を付給ふ事
十一 同 土佐守(とさのかみ)が掛絵(かけゑ)に讃(さん)を書(かき)給ふ事
十二 同 五百らかんの名をこたへ給ふ事
十三 同 元三(ぐわんざん)のあしたしやれかうべを引てとをる事
十四 同 大名(だいみやう)に引導(いんだう)わたす事
十五 同 宗々(しう〳〵)より祖師(そし)の讃(さん)を頼む事《割書:黒谷 法花| 永観堂》
#1
一休はなし巻之一
【一休和尚いとけなき時 旦那とたはふれ問答の事/このはしわたるべからず】
『一』一休和尚はいとけなき時より。常の人とはかはり給ひ
て。利根発明なりけるとかや。師の坊をば養叟和尚と
申ける。こびたる旦那ありて。常に来りて。和尚に
参学などし侍りては。一休の発明なるを心地よ
く思ひて。折々はたはぶれをいひて。問答などしけ
り。或時かの旦那かわはかまをきて来りけるを。一
休門外にてちらとみ内へ走入。へぎに書付立られけるは
此寺の内へかわのたぐひかたくきんぜい也。
若かわの者入時は。其身にかならずばちあたるべし
と書て置れけり。かの旦那是をみて。皮のたぐひにば