翻刻
乍恐以書付奉願上候
御在所高遠 御城下出生之ものニ而年来奉蒙
御仁恵難有仕合奉存候其後追々為出稼御当地へ罷出
稼方出情仕取続被上候旅以偏
御国恩之義与難有仕合奉存候然ル処当四月小川町
御屋舗御類焼被為 在紙以奉恐入候就而者此節
御普請中之義銘々御人足御用成共相勤尽微力
申度□願御座候処渡世向差支等有之甚以不任心底
依之左之不知一同申合飛脚為冥加献金仕度奉存候間
御聞済被成候義候様奉願上候以上
高遠町下り町山信屋忠八忰
弥兵衛事
深川築出新地
七郎兵衛店
正兵衛
同所下り町有賀屋卯八月
両国吉川町清八店
天保九戌年八月十八日 作兵衛
同所本町京屋忠七事
浅草北馬送町
家主忠 七
同所清水町□屋藤蔵事
長谷川丁義□店
藤蔵
同所下モ町麻屋善兵衛事
麹町弐ヶ□文八店
善兵衛
同所下モ町和泉屋平八□
作右衛門事
通旅籠町
小右衛門店
久 八
御留主居方
御役所様