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永々上階願候儀
堅停止之事
右御渡之上明日請書可差上御伝奏ニハ御證参故御奉行へ
持参可仕被仰渡云々尤上階之儀は御造営ニ不拘旨被仰
渡候事
一亥刻過臨時参会被仰渡之趣演説有之評明日御請書
被差上可然尤御書渡之通ニ例文之奥書ニ而被上可然ニ決
十三日晴
一朝飯後惣代神主博久業久季栄出頭旨趣は昨夜御伝奏
御奉行御列席ニ而被仰渡候御請書持参之事
十六日霽
一秉燭後於講所新宮以下社司評定兼頼老若参会旨趣者
先達而仮迁宮之儀新宮以下ゟ一社迄願被差出候得共此度被仰渡
も有之故右願被相止候旨被得御意処衆評聞届之事
廿三日曇
一立合参会会所森雖披露昨廿二日新宮以下祠官衆中被
申入は先達而仮迁宮之儀ニ付願書被差出候処御伝奏ゟ万事
正徳寛保之近例を相守相勤候様被仰渡候ニ付願書被引候事
現代語訳
「永々上階を願う儀は堅く停止する事」
右の御渡しの上、明日請書を差し上げるべし。御伝奏には御証参の故、御奉行へ持参仕るべきと仰せ渡されたとのこと。もっとも上階の儀は御造営に関わらずとの旨を仰せ渡された事。
一、亥の刻過ぎ、臨時参会で仰せ渡しの趣旨について演説があった。評議の結果、明日御請書を差し上げるのが然るべし。もっとも御書渡しの通りに、例文の奥書で上げるのが然るべしと決定。
十三日 晴れ
一、朝飯後、惣代神主博久・業久・季栄が出頭した。趣旨は昨夜御伝奏・御奉行御列席で仰せ渡された御請書を持参する事。
十六日 晴れ
一、夕刻後、講所において新宮以下社司評定、兼頼老若が参会した。趣旨は、
先だって仮遷宮の儀について新宮以下から一社まで願いを差し出していたが、この度仰せ渡しもあった故、右の願いを取り止める旨を御意を得たところ、衆評で聞き届けられた事。
廿三日 曇り
一、立合参会、会所森で披露があった。昨廿二日、新宮以下祠官衆中が申し入れたのは、先だって仮遷宮の儀につき願書を差し出したところ、御伝奏から万事正徳・寛保の近例を相守り相勤めるよう仰せ渡されたにつき、願書を引き下げた事。