翻刻
水大切成是となり拝粮米にも追付け切れ候様子に
候得共雑お見と申も団子衛御云御夜の事也晩は
節分なり麦飯を焚食す時に十二月中旬ゟ朝
粥に麦をまぜ食す昼は大麦をすりくだ幾
慶不にして多究給に晩は都の通の粥なり
かく右之辺子崎金にも有り又日和も長閑なれは
漸助高様成る心迄あり絵を積出しか人すて
大分心もなかりける時に此船に欠桶道具有り此
正月七日御徒然のあまり銭をたれ慰左にれは
しひら上し申歟今に付共是をはね上け見れは
壱尺五寸斗蔵あり夫より我先と針をすり
一釣なり是より折々壱本弐本も取つたり然れ共
一流少くて有之時はそれする也然処十日に相成也
是よりハ包めしも止め之り又十七日麦食まり