翻刻!いきもの図鑑

コレクション: コレクション2(楷書)

梅園草木花譜秋之部. 2 - 翻刻

梅園草木花譜秋之部. 2 - ページ 9

ページ: 9

翻刻

【右頁】 《割書: |和漢三才図会湿草類 ̄ニ曰》  黄蜀葵(トロ〻)《割書:側金盞花| 俗云止呂呂》  《割書:唐音|ハアン シヨ カイ》  《割書:予環曰》   宗■【注】記 時珍カ説ニ紙ニ造ル   其花 旦(アシタ)ニ開キ午(ヒル)収(ヲサマ)リ暮ニ落ツ   此説ヨリ合ヘリ 《割書:本綱曰》   黄蜀葵(トロヽ)【左ルビ:カミノキ】《割書:サルゴマ|サルマメ》 【右下】 是 ̄ヲ諸画譜 ̄ニ秋葵トス 大和本草 ̄ニ此名ヲ記セス 予考 ̄ニ一品ナルベシ 【朱色四角囲み印】花艸 【左頁】 《割書: |多識扁隰草類【扁は編ヵ】 ̄ニ載テ曰》  黄蜀葵(ワウシヨクキ)   《割書:和|名》《割書:今按 ̄ニ土呂呂(トロ〻)造_レ紙者ノ|用_レ之画家 ̄ニ曰_二和宇連 ̄ト_一》 癸未南呂■【ネ+勿・初ヵ】三日 庭圃真筆 【注 ■は「一+氺+昍+大」・「奭」ヵ】 【文中の「桉」「按」は区別しづらい】

現代語訳

【右頁】 『和漢三才図会』湿草類に曰く  黄蜀葵(トロロ)側金盞花 俗に止呂呂と云う  唐音はハアン・シヨ・カイ  予環曰く   宗奭の記によると、時珍の説に紙に造る   その花は朝に開き昼に収まり暮れに落ちる   この説と合致している 『本綱』に曰く   黄蜀葵(トロロ)【紙の木】サルゴマ・サルマメ 【右下】 これを諸々の画譜では秋葵とする 『大和本草』にはこの名を記していない 私の考えでは一品であるべきだ 【朱色四角囲み印】花草 【左頁】 『多識編』隰草類に載せて曰く  黄蜀葵(オウショクキ)   和名 今按ずるに土呂呂(トロロ)、紙を造る者がこれを用い、画家は和宇連と曰う 癸未南呂初三日 庭圃真筆