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かくをなしてんぢくもんしゆの御寺へむかへ給ふ
奉弘法大師御伝起下
七日七夜の御説法こゝろも詞もおよばずもんじゆ仰けるは
かん竹取出しいかに弘法此竹と申はかん竹のよう
じやうと申て百廿一しの声出名竹也とて三
ふし切弘法大師に奉らせ給ふ御大師此竹取上
我にゑんあらはてんぢく明州の津にて作り【巡り?】
あへとなけさせ給ふ御約束之ことくの明州の
津にて此竹取上我か朝四国讃州屏風か浦にて
めぐりあへとなげさせ給ふ御大師日本へ御急き
有唐土の仏神おしませ給ふ海中へいらせ給
へは大風ふきけれは一首
きよみかた風は雲井に渡る共船ふき留よ浪の関守
と遊しけれは浪風しづかに成り重て一首
長きよのとをのねむりのみなめさめ浪のり舟の
音よきかな
しと遊し給ひてほどなく日本へつき給ふ屏風が浦
にて此竹取あげ氏八幡おがみ急みかとへそう
もん有其時のねんがうは右同元年八月六日也