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コレクション: STAGE4

享保十三年江戸洪水記 - 翻刻

享保十三年江戸洪水記 - ページ 11

ページ: 11

翻刻

 是は去ル五日に我等三室雲八と同道にて見物し  たりとんと橋橋杭二三本見へたり橋共皆落申候  故とんと橋の水の落口にて一銭宛取渡有大分  之乗入にて水は早し少の内なから船あやふく候但  武士不取也 一小日向筋にて龍慶橋の近辺市兵衛がんぎの  川端右の辺関口水道町改代町古河町牛  天神の下辺に人多く死したる由風聞人口也  聢とは不知也殊之外隠し候と申沙汰也 一高田馬場の下南蔵院の際の高き橋は無恙候  水は大分田圃へ湛へ海のことくの由爰にて渡し守  出て雑司谷参詣の男女に価を取肩に負ひ  て渡し候と人の咄也 一扨一橋之内戸田山城守殿門前御堀と一ツに水  高サ五尺余も上りたりと承る七つ過暮前之  水也大手の橋も水一昼にて下馬之内腰丈  にて下乗橋も板は見えさる由百人組之  御番所前は膝節丈にて候由松波甚兵衛言る