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コレクション: STAGE4

享保十三年江戸洪水記 - 翻刻

享保十三年江戸洪水記 - ページ 12

ページ: 12

翻刻

 見分に見廻り夫に付参候御右筆衆咄也 一西之丸下松平左近将監殿本多伊予守殿門前  是も頓て水御堀と一ツに成り腰丈の由風聞也  大久保佐渡守殿門前は又すくなきよし 一小日向筋の橋之分は不残押破たる也 一小日向津久戸明神の下小林三次郎乾新太郎  山田吉左衛門屋敷なとへは水家の軒際迄来り  たり床の上八尺の余水上りたり根岸又兵衛  窪田弥助なと同断右辺の庇の屋根木戸門    なとの屋根上抔に流たる水こみの跡有すくも  わら抔よし垣の上家根に見へたり馬場辺も大方  同断の水の高サ也桜井九右衛門屋敷の辺同断也  見廻り見物したり小日向辺の有様火事と違ひ  目も当られぬ躰也水二日夜に入夜更ゟそろり〳〵  と引夜明方とは大かた水引たる由三日には天気  上りたり三日晩方小日向筋へ見廻て見物したる  なりあそこ爰に屏打かへり又はよし垣破れ  下水いまた充満して殊外いや成匂ひして