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コレクション: STAGE4

享保十三年江戸洪水記 - 翻刻

享保十三年江戸洪水記 - ページ 13

ページ: 13

翻刻

 垣境は水にて押破り家々内にて見通し目も  あてられぬ事共也 一小日向に前田十左衛門と申大御番森川下総守殿  組の由右之仁長屋も本屋も土蔵小家まて  不残水に流行命から〳〵の躰にて助り候へ共  家来水におほれ死たる由風聞也 一小石川まて長次郎九郎と申一位様御廣敷番之  頭急に水押来家来五六人水に溺れ死申候由  小石川も菊坂下春日町辺の水前に出せり 一小石川御門土手之上水通り候跡有青竹芝も  外にきつはりと跡見へ申候土手の上三四尺も上りなは  土手越可申候土手を越候ハヽ小川町は水中に成  可申候小川町衆仕合なり依之小石川水道橋と  上口ゟ大分水押込申候上水の箱みちんに押破流  行申候 一小石川筋にて誰とは不知女人浮ぬ沈ぬ流来り所宮崎  源次郎家来鳶口にうちかけ引上其人を尋けれは  何某の内方の由にて早速彼宅江送りかへさるされ共