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コレクション: STAGE4

享保十三年江戸洪水記 - 翻刻

享保十三年江戸洪水記 - ページ 18

ページ: 18

翻刻

 口惜し我可致様有とて衣服脱捨はたかに成  水中へ飛込水の上をやおよぎけん又水底  をやくゞりけん三町斗先の小高き所に  才庵医の弟子居られたる所へおよき行筏  を拵右の筏に乗り迎に来り土蔵の窓を切  破り皆々引出し不残命助られ候其時水既に  土蔵の二階にて首丈有しよし扨々危き事  共也才庵は水練の名人と見へたり年も八十歳余  なり才庵水練なくんは蔵の内にて皆やミ〳〵と水死    すべし水練は人毎に心得たきもの也是奇妙  なる事ともなり 一津軽松庵父は意山とて先年はやりたる  医師之由其子也松庵宅は龍慶橋ととんど橋  の間の堀端にあり毎度大雨の節には色々の  物流来るを家来とも門前へ出て取上けり今  度二日の大雨にて流るゝ物多しいまた水かさ左  まてなき時真先に長き箱流来るを待受引  上みれは三重のあめ箱也内に飴一はい入て有