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コレクション: STAGE4

享保十三年江戸洪水記 - 翻刻

享保十三年江戸洪水記 - ページ 29

ページ: 29

翻刻

 水も大分有之沼也右之沼を近年新田に  取立られ段々出来るに依て水をとめ土手  を築中に道を付たり故に近郷の百姓共  数十年此沼の水を請作来る所に水なく  及難義間利根川千川の水を遠くゟ  水道を付引所に当度の長雨段々降つゝき  朔日二日大雨にて彼大河の水押破り新田  御取立場もみぢんに成井の頭の池え押来り  井の頭の水一ツに成り上水大に溢れ割下水    二筋共に一ツになり上水を大水の流れ道にて小  日向え真先に水押込申候也 一惣して当年雨年と見えて春に夏の内も聢  と三日は照り続きたる快晴は不覚位なり  水気有りと見へて江戸高き所の分駿河  台筋小日向の台白山の上四ツ谷麹町番町  筋之高み御弓町辺本郷本村加賀屋敷  五段坂の台此所の井の水大かた長き柄杓  にて汲れさりなる位也手前井なとも土際ゟ