みんなで翻刻ver1

コレクション: STAGE4

享保十三年江戸洪水記 - 翻刻

享保十三年江戸洪水記 - ページ 35

ページ: 35

翻刻

 十助家も横なくりに家へあたり半つふれかゝ  りたり十助命から〳〵にて逃出壱人は死傷  なしといえとも十助膝少しを引違今以不快  出動無之家は半分潰位也扨真中の内に  居たる者申は少し前に山鳴り候故家を  明て外へ出居候夫故命に無恙といへり家は  土の下に成りみちんになりたり我等九月九日に  見廻て様子を見十助にも逢候町家五六軒も  見へ余程大きなる家也土蔵も此下に有之と  十助いへり土の下なれは中々見たらす節句迄は  土も取除に有たり弥助方えはあまり土かゝ  らさる故是は無別条 一市谷田町二丁目之中程にて二日之昼過町  屋二軒潰れ前の大割下水を押破り御堀へ  嶋の如くに押出し道一はい横は二十間斗  ほれて深き真中にて二間其中を水流  れ珍しき体也前代未聞の事共なり  びやくの打と申事は昔より有之共平地の