みんなで翻刻ver1

コレクション: STAGE4

享保十三年江戸洪水記 - 翻刻

享保十三年江戸洪水記 - ページ 36

ページ: 36

翻刻

 幅二十間竪も二十間計御堀之内へ押  出し申事不審也御堀水迄も堀際の高サ  漸一間計り可有之惣て高みゟ下へ崩込む  事は有さうなるもの也田町通往還留り  候町屋之際ゟ御堀まて向ふへ廿間計押  破りたり是は考みるに去年より市谷御  堀浚の後三尺はかりの小土手を御堀の渕  に牛込より四谷御門前まて出来たり芝を  植付りつはになりたれとも水ぬきを附    さりし故雨降の後いつとても小土手の際に  水溜り常住しつけし故蚊蚓螻土龍土  鼠等其外小虫とも土の内に住居をなし  穴を彫明其内を水通り水道つきくつ  ろき居たる所に二日の大水に押破れ平  地と申事もなく存之外なる所とも押破たる  ものと見ゆ扨は小土手か害に成だると思はる  されは千町の堤も小虫の穴より破るとはかやうの  事にも有やらん人の行跡も是に等し小悪