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コレクション: STAGE4

享保十三年江戸洪水記 - 翻刻

享保十三年江戸洪水記 - ページ 6

ページ: 6

翻刻

 棟ゟ上三尺程水高く候と承る尤御屋家御殿へも  水押上御簾中にも御退被成候由御乗物入るゝ  に間ある内に水大分押来り漸山の御茶屋か  御殿かへ御退被成候由承る其御跡もつゝきたる女中  大勢近なんとする内に水かさ増し〳〵女中大勢  水に溺れたりと世上風聞人口也御隠しの由に而  実否未知也又或人いへるは水戸の御屋敷へ  流死人何程共なく屏を越流入たりと風聞  すと依之御屋敷の内にて大勢死たりとも  申沙汰にて候しりとは知れさる也 一小石川筋大水是は小日向程はなし床の上二三尺  ひきゝ所四五尺計又は神保四郎右衛門宅抔へは床  の上五尺程水参候と四郎右衛門に直に承ゟ小石川辺  菊坂の下春ヶ町之辺は水之高サ水戸之御屋敷  東之方瓦屏ゟ三尺余高く水来候由依之瓦  屏も凡百間計崩候由是に而菊坂下辺水之  高サ可知也 一浅草筋大水是は小日向小石川ゟは少シされ共