みんなで翻刻ver1

コレクション: STAGE1

肥前國島原領普賢山大変記 完 - 翻刻

肥前國島原領普賢山大変記 完 - ページ 13

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焼倒れしを殊の外悦ひ笑れける是ニ女とも様〻 人形を拵へ我劣らしと焼けるをこよのふ悦ひ 日毎ニいくつとなく焼捨ける次第ニ其事増長し 自らの衣類に火を落し焼上るを楽しみ後ハ 側の屏風襖に火を付て焼けるを悦ハれ火危 しと消せハ殊の外不興せらる斯てハ火危しと 奥家老島田平右衛門表役人に通しけれハ大目付 桃井又右衛門権田金左衛門評義して爰ニ牢をしつ らひ侍妾を押入れ番人油断なく守りけるニいか るる隙にや牢より出て殿舎に火を放つ故漸〻 召捕て牢に押入其後は昼夜不寝番をして守 りけるに又殿中に火を放つ其火いつくゟ来るにや是を 知らす|角(カク)牢室に押込らるゝとも一念の猛火一度ハ城 郭を焼崩さて置へきかと云けるまて目付島田甚平 神吉官大夫より家老板倉八右衛門松本勘解由松本 傳七郎に訴ふ其旨主殿頭へ言上せしかハ是本 心にて致すニあらす狂病のなす所也死罪に及ふ へからす軽く罪せよと|宣(ノタマ)ふされとも一度ハ城郭 を焼崩さんと云ふて牢を守りぬれとも抜出ぬ れハ生てハ置かたしと評定一決して十月十三日磔 に掛らる左右の脇を突抜き三の鎗に胸を突 けるに此疵口より火玉飛出普賢山にそ入にける其