みんなで翻刻ver1

コレクション: STAGE1

肥前國島原領普賢山大変記 完 - 翻刻

肥前國島原領普賢山大変記 完 - ページ 14

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後花村半右衛門役義御免富永十左衛門御暇下され 其方娘義不届ニ依て罪科仰付られ候二付富永 の苗字御取上けの旨被仰付候処十左衛門仰渡され 奉畏候娘儀正気ニてハいたし候義にて無御坐狂病 の儀御情なく御仕置御うらみ骨髄ニ徴し候と 申上しかハ翌日召捕元の土民弥三右衛門に被仰付ける |鬨(トキ)ニ寛政三辛亥十一月下旬より普賢山に乾〻十八 九反帆と見へて帆掛舟の様なる物数艘山の峰 に雲と等しく走り行郡中の老若朝ニ?出て是 を見いか成ことにやと評しけれとも其故を弁る人 なし然に正月七日初夜時分凡五六尺廻りの火玉、 峯より飛来り一乗院をさして飛行有様天火と もわからす物恐ろしき有様也然に同月十八日の 夜亥刻計に麓より六里八合ほど峯に火柱立 事二時ハかりの間見る人肝を冷し諸人集り みる所ニ大地鳴り響事数千の雷の鳴にひとし無 程大地震火を出し砂石を飛す事さなから大 丸雹の降かことし其夜の明るを今や遅しと待て 立出見れハはるかに山の半ゟ上ハ霞に包める如く見 へ分す同日六ツ時ゟ頻りに震動雷電山も崩るゝ か如し弥砂石の降る事雨や霰の如し凡五六人し て持へき石も手丸にてあやを取か如し上へを下へと