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コレクション: STAGE1

肥前國島原領普賢山大変記 完 - 翻刻

肥前國島原領普賢山大変記 完 - ページ 4

ページ: 4

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  恐れ申上けれは忠恕公大ニ笑ひ給ひ下良ハ可様の   たわ事いふ物也我領主として天人にもせよ恐るべ   きか急ぎ汲干へしと大勢の人夫をして汲干け   るに三間はかりにて廻り壱間計りの段あつて又汲   けれは三間はかりニて又廻り一間はかりの段有つて其   下は井出程に成何程汲め共水尽す日も既ニ黄昏   に及ひければ翌日汲干へきよし仰られて帰り給ふ   可様ニ水を汲けれとも数多見へし魚壱疋も上らす   扨翌日早朝ゟ息をもつかす終日汲けれとも水尽   されは力なく其侭に成にける 一 爰に荒川玄順といふ外療有り其術他に勝れ専ら   時花仕ける其翌朝十七八計なる美女案内して   我昨日怪我いたし痛強く御座候御療治奉頼ん   ため参候と言入けるニ安き御事也と見るに頭の内   背に疵あり是は何と致され候哉と尋けれはき   のふ物を打当られ候由申薬を調合し与へけ   れは難有しとてニ三日過て来て御|頼(カゲ)にて痛も   去りありかたき由申玄順扨々不審なる事かな   田舎者といへとも顔容美なるのみならす言葉つ   き立振廻にいたる迄尋常の人ならすと思ひ其   元は何国の【に】住せ給ふ人にや田舎人と宣ふとも