東京学芸大学「学びと遊びの歴史」を翻刻!

コレクション: 学校教材発掘プロジェクト 7 増補頭書訓蒙図彙大成

増補頭書訓蒙図彙大成 10巻 10:巻之21 - 翻刻

増補頭書訓蒙図彙大成 10巻 10:巻之21 - ページ 4

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翻刻

【右丁 上段】   弁才天女(べんざいてんによ) ○衆生(しゆじやう)に知(ち)恵(ゑ)福(ふく) をあたへたまふなり 琵琶(びわ)を弾(たん)じたまふ相(そう) をもつて又は妙音(めうをん) 天女ともいふ   福禄寿(ふくろくじゆ) ○福神(ふくじん)なり天南星(てんなんせい) といふ星(ほし)の化現(けげん)なり 頭(かしら)ながくして拄杖(しゆじやう)に 経(きやう)を結(ゆひ)そへてもてり 鶴(つる)を愛(あひ)す又/鹿(しか)を 愛(あひ)すともいふ 【同 下段】 弁財(べんざい)  天女(てんによ) 福禄寿(ふくろくじゆ) 【左丁 上段】   大黒天(だいこくでん) ○八万四千の眷属(けんぞく) あり貧困(ひんこん)を転(てん)じて 福者(ふくしや)となさんと誓(ちかひ) たまふ摩伽羅神(まからじん)と もいふなり   蛭子(えびす) ○伊弉諾尊(いざなぎのみこと)の第三 の御/子(こ)日(ひ)の神(かみ)の御 弟/西宮蛭子(にしのみやえびす)三郎/殿(どの) といふなり市(いち)の売(ばい) 買(〳〵)を守(まも)り給ふ御 神(かみ) なり 【同 下段】 大国天(だいこくでん)【右から横書き】 蛭子(ゑびす)

現代語訳

【右丁 上段】   弁才天女 ○衆生に知恵と福をお与えになる。 琵琶を弾くお姿で表され、 また妙音天女ともいう。   福禄寿 ○福の神である。天南星という 星の化身である。 頭が長く、杖に経を結び付けて 持っている。 鶴を愛する。また鹿を 愛するともいう。 【同 下段】 弁財天女 福禄寿 【左丁 上段】   大黒天 ○八万四千の眷属がいる。 貧困を転じて福者とすることを 誓ったまう。摩伽羅神とも いう。   蛭子(恵比寿) ○伊弉諾尊の第三の御子、 日の神の御弟。西宮蛭子三郎殿 という。市場での売買を 守りたまう御神である。 【同 下段】 大国天 蛭子

英語訳

【Right Page Upper Section】   Benzaiten (Goddess of Eloquence) ○ She bestows wisdom and fortune upon all living beings. She is depicted playing the biwa lute, and is also called Myōon Tennyo (Goddess of Beautiful Sound).   Fukurokuju ○ He is a god of fortune. He is the manifestation of the star called Tennansei. He has a long head and carries a staff with sutras tied to it. He loves cranes. Some also say he loves deer. 【Same Lower Section】 Benzaiten Fukurokuju 【Left Page Upper Section】   Daikokuten ○ He has 84,000 retainers. He has vowed to transform poverty and make people prosperous. He is also called Makarajin.   Ebisu ○ The third child of Izanagi-no-mikoto, younger brother of the sun god. Called Nishinomiya Ebisu Saburō-dono. He is the deity who protects buying and selling in markets. 【Same Lower Section】 Daikokuten Ebisu