翻刻
あめつゆのふりかゝりているがちぶさとなり
てかんろのあぢはひにて御とし三ざいまで
はわづらひなくそだちたまひけりこのやま
のとうおうかめばんをしてまぼるなりこら
うやかんのものどもゑじきにたまはり候へ
と申せばやまのかみこをおしみたまひて
かへしたまふよるひるしゆこしたまふなり
さるほどにこのわうじ五さいと申九月四日
にきさきの御からだみだれぬけだものど
もとりちらしければわうじはいとける
き御こゝろにはゝの御ころをとりあつめて
いはのしたにをさめたまふはるはなをつみ
又あきはこのみをひろひてよきをばこつ
にたむけまいらせあしきをばぐごにそなへ
たまひけりきさきの御からだみたれてうせ
たまひしよりしてくさぎのくきのやは
らかなるわかばへいづれもみのなるをつみ
たまひてくこにまいりたまひけりちぶさの
あぢはひにもたがはすひと人にちゝはゝの御いと
をしみあると御ありかたくぞおもひたまひ