翻刻
【右ページ図】
昼夜長短之象
東半面ノ図 北極 出地三十六度 地平
上木規七十二度 子刻
天頂〇
夏至午刻 昼六十刻 日出 夜四十刻 子刻
廿四度 廿四度
春秋分午刻 赤道 昼五十刻 火 日出 夜五十刻 子刻
廿四度 黄道 廿四度
冬至午刻 昼四十刻 日出 夜六十刻 子刻
地平 七十二度
南極 入地 三十六度
此図は子の刻より午の刻迄
東半天の図也地平(ちへい)は卯の
刻に当て則日の出なり天頂(てんてう)は
午の刻にして日中なり黒白(くろしろ)にて
昼夜を分つ正中(まんなか)の線(すぢ)は赤道(せきどう)
なり斜(なゝめ)に重(かさな)りたる線は黄道(わうどう)
と号(なつけ)て日の通(とを)る道なり赤道
より廿四度南に当る所《ルビ:冬至|とうじ》
に日の巡(めぐ)る所にして昼四十
刻夜六十刻赤道より廿四
度北に当る所《ルビ:夏至|げし》に日の巡る
所にして昼六十刻夜四十刻
春秋二分は赤道を巡りて
昼夜(ちうや)長短(てうたん)なし
【左ページ図】
西半面ノ図
地平 南極
七十二度
冬至午刻 昼四十刻 日入 夜六十刻 子刻
廿四度 黄道 廿四度
春秋分午刻 赤道 昼五十刻 火 日入 夜五十刻 子刻
廿四度 廿四度
夏至午刻 昼六十刻 日入 夜四十刻 子刻
天頂〇
七十二度 地平
北極
此図は午の刻より子の刻迄
西半天之図なり地平は
即酉之刻にして日の入
也《ルビ:正中|まんなか》の辻(つじ)は春秋二分
日の入る所也東西の両
図をあわせて昼夜
長短(ちゃうたん)の理(り)を知るべし