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コレクション: STAGE8

平天儀圖解 - 翻刻

平天儀圖解 - ページ 43

ページ: 43

翻刻

     水にて天の火を取る法 硝子(びいどろ)の陶(とくり)か又は吸玉(すいたま)の類丸きものよし是に水一はい入レ口を 手にて押(おさ)へ日に向ひてちきりに至る所にほくちを置は直に 火移るなりちきりとは光りしまりて小(ちい)さくなる所なり 又|皿(さら)に水を入れて底(そこ)まで氷らせ此氷にて取も同し硝子(ひいどろ) にはよらず全く陶(とくり)は水を持(もた)すためばかりなり 右之類は只ちきりの理を悟(さと)さんがため也又ひとつは船人の 自然(しぜん)水に渇(かつ)し或は火を得かたき時節の一助ともならん かと書記せし而已 岩橋氏か平天儀図説てふ又桜木にちり はめぬとておくりこしぬそのつゝまやかに してしかもかなめを得たることはさらにもいはす 岩はしもとよりそらの象測る器造るかう かへに深くかの阿蘭陀てふ国の人の巧にもおさ 〳〵おとらすされは月星窺ふ鏡をも我邦 にて始て造り出て其名高く遂に  公の天   文台の器ともをも  仰こと承りて数〳〵造り