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コレクション: STAGE1

但州城崎浴湯辧 - 翻刻

但州城崎浴湯辧 - ページ 17

ページ: 17

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吐(はき)て死(し)す。大に戒(いま)しむべき也。 よつて。色欲(しきよく)をもつて禁(いましめ)と し。惣体(さうたい)の保養(ほうよう)心得(こゝろゑ)をもつ て。又一つとして。以上四つなり  ○論(ろん) ある人|問(とふ)ていはく。中の湯は 毒湯(どくゆ)也。入(いる)事(こと)なかれといへり。 然るに中の湯に入て。無恙(つゝがなき)人 あるはいかん 答(こた)ふ。それはよからぬがてん也 毒湯(どくゆ)といへばとて。砒霜石(ひさうせき) 斑猫(はんめうの)如(ごと)きの毒(どく)にはあらず。 夫(それ)温泉(おんせん)は其(その)性(せう)。温(うん)にして。能(よく) 温(あたゝ)め。気血(きけつ)を巡(めぐ)らすを。上と す。あらゆ是なり。其|性(せう)。冷(れい)に して。上より包(つゝ)み。癒(いや)すを。下 とす。中の湯是なり。尤(もつとも)中の 湯。腫物(しゆもつ)切疵(きりきず)等(とう)癒(いや)すにおい て。甚(はなはだ)重宝(てうほう)なりといへども。是 は畢竟(ひつきやう)。外科(げくは)の細工(さいく)にも成べし。 かの上より。つゝみ閉(とぢ)て。一期(いちご)病(やまひ) と成(なり)。或(あるひ)は。命(いのち)を危(あや)うくせんに は。かへがたし。たとひ。無病(むびやう)の人 といへど。気血(きけつ)を巡(めぐ)らすこそ。