翻刻
【二十三丁ウ「大」の書き込みあり】
調ふべしと見へたり
かし物 本三味線
蚊帳(かや) 一廻り
よぎ 一廻り
ふとん 一廻り
右大がいをいふ絹(きぬ)は高直也
みやげ
柳(やなぎ)かうり 海苔(のり) 湯の花
柳細工
楊枝(やうじ) つくばね 宮津(みやづ)絹(ぎぬ)
むぎわら細工(さいく)《割書:張費| 》|煙(きせる)筒(づゝ)
〇湯島(ゆしま)名所(めいしょ)遊行(ゆげう)所並舩遊
城崎(きのさき)八景(はつけい)並|歌(うた)
温泉(おんせんの)晩鐘(ばんしやう)
あかすしてぬるむ泉をむすぶ間に
けふもくれぬと入あひのかね
松崎(まつさきの)晴嵐(せいらん)
松がさきはらふ嵐のはげしくて
小舟たゞよふ波のうね〳〵
桃嶌(ももしまの)夜(よるの)雨(あめ)
桃嶋の花やちりなむ心あらば
こよひはのこせ春さめの空
戸嶋(としまの)秋月(あきのつき)
としま山げに名所の月なれや
松の葉白く見ゆる秋の夜
畑上(はたがみの)暮雪(ぼせつ)
ふり積る雪にはさすがはたがみの
くれ行日さへこゝにいさよふ
絹巻(きぬまきの)落雁(らくがん)