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コレクション: STAGE1

但州城崎浴湯辧 - 翻刻

但州城崎浴湯辧 - ページ 26

ページ: 26

翻刻

きぬ巻に打や衣のおとさへて  月にもおつる天津かりがね   気(け)比(ひ)夕(のせき)照(せう) けいの湊をてらす夕日にしら波の  花もしばしうるらふと見る   津(つ)山(やま)の帰(き)帆(はん) 真帆片帆風にまかせて程もなく  帰る津山の海のつり舟 末(まつ)代(だい)山(さん)温(おん)泉(せん)寺(じ) 本(ほん)尊(ぞん)十一|面(めん)観(くはん)音(をん)さたけ 六尺余|稽(けい)文(ふん)仏(ぶつ)師(し)之|作(さく) 道(どう)智(ち)上人の|開(かい)基(き)湯(ゆ)根(こん)本(ぼん) 惣(そう)別(べつ)当(とう)坊(ぼう)也|毎(まい)年(ねん)三月 廿四日|開(かい)山(さん)忌(き)修(しや)行(ぎやう)あり まんだら|湯(ゆ)は|道(どう)智(ち)上人 加(か)持(ぢ)所(しょ)なり聖(せい)武(む)帝(てい)の 叡(ゑい)聞(ぶん)に達(たつ)し末(まつ)代(だい)山(さん)温(をん) 泉(せん)寺(じ)とみことのり有(あり)と 云(いふ)委(くはしく)は寺(てら)に縁(えん)起(ぎ)有|求(もとめ)て見べし 寶(ほう)塔(とう) 本堂    の右 薬(やく)師(し)堂(どう) 温泉寺     の麓 鴻(こう)の|湯(ゆ) 薬師堂の東山根に     あり昔疵をかふふり たる鴻自此湯に入て 治せしとかや 極(ごく)楽(らく)寺(じ) 曼荼羅湯     の西 経家 獨(どく)鈷(こ)水(すい) 極楽寺の後ろ一丁     ほど山の手にあり 道智湯を祈り玉ふに獨鈷を もつてうがつ水なりといふ也 四(し)所(しょ)明神 中の町のはつれに      有是出石明神の