翻刻
農民不礼あれば。たちまち
たゝり玉ふよしを。いひつたふ
▲平(なら)次(じ) 《割書:さじゟ|一り》
遠坂村の少前に長き川原有《割書:常は水|なし》
尤遠坂村の上み下もには水あり
高水には一面に流るゝ甚早川なり
▲遠(とを)坂村 《割書:ならじゟ|半道よ》
○遠坂峠。登り丗丁余。峠に榎の
木の。大木有。丹波但馬の。界(さかい)也。
下り廿五六丁有。峠ゟ福智山
并|茨(いばら)木(き)童子が岩や抔見ゆる
▲柴(しば)村 《割書:遠坂ゟ|一り半》
●粟(あは)鹿(が)大明神 芝村の二三丁
南に見ゆる。但
馬五社の一也。祭神は三社。三谷大明神。
粟鹿大明神。正勝大明神。但粟
鹿は彦炎出見尊を祭。正勝
は。狐を使ひ玉ふ。神也と云。甚ふし
ぎ多し二月四日神事有。みたらし
をさゝへておけば。一夜に茗荷生
す又此日きびがらに火をつけて置
に。来年の此日迄火きへずといへり
○和佐田村○わが村
▲矢(や)那(な)瀬(せ)《割書:町長し| 》 《割書:しばゟ|廿五丁》
○桑原村○玉木村
○竹田川《割書:玉木村の出口に有|はしふねなし》
▲和田山 《割書:やなせゟ|一り》
▲湯嶋ゟ帰りに。播磨廻りの
人は此和田山迄出て。生野越に行べし
○中市場○土(はん)|田(だ)村○
宮田村