翻刻
米つき猿(さる)のやふになつて。女の方から腰(こし)を遣ひ。ヲヽいく□□たいくよ。
ハァ〳〵いァァ〳〵と。すゝり上〳〵よがり泣に。ワたしや内でハおとう様や
おかゝさまへひよつと聞よふかと。思つて。今迠たしなんで。こんなによが
られねへ。けふハいつそゑんりよがなひから。氣が行つゞけに。おまへも
もつときつくおくの方をつきなよと。よまひことやらよかりやら。ぐちや
〳〵こほ〳〵。いつそ【一層?】鳴(な)つて来やした。どふせふね【どうしようね?】とつゞけよがり。男は
落着て。ヲヽ出すハ〳〵音のするがうまひ〳〵と。なを〳〵手つよく突立
モツト手まへも腰をつかへ。ソレ二つめがいくよ〳〵と氣をやれと。女房ハ中〳〵
たんのうせず。マアぬきなさるな。かふして寝て休んで又しやせふと
三ノ た