東京学芸大学「学びと遊びの歴史」を翻刻!

コレクション: 学校教材発掘プロジェクト 5 江戸名所図会

江戸名所図会 20巻 巻之19 - 翻刻

江戸名所図会 20巻 巻之19 - ページ 51

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【挿し絵】 今井(いまゐ)  浄興寺(しやうかうし)  琴弾松(ことひきまつ) 東土産  富士の根      は   遠からぬ     雪の    千里      かな 方丈の西にさし むかひ雪くもりなく 見えわたるはかり なり云々      宗長 【図中】 本堂 琴ひき松 【本文】  和歌(わか)を詠(えい)せらる…… 天川山妙福寺(てんせんさんめいふくし) 下鎌田村(しもかまたむら)にありて浄興寺(しやうこうし)の北二町 斗(はかり)を隔(へた)□浄土(しやうと)  宗にして上今井村(かみいまゐむら)金蔵寺(こんさうし)に属(そく)す中興(ちゆうこう)開山(かいさん)は徳誉岌公和尚(とくよきうこうおしやう)と号(かうす)  本尊(ほんそん)は阿弥陀如来(あみたによらい)なり  親鸞(しんらん)上人 御影堂(みえいたう) 《割書:本堂(ほんたう)の前(まへ)左(ひたり)の方(かた)にあり相伝(あひつた)ふ昔(むかし)親鸞(しんらん)上人 東国遊化(とうこくいうけ)の頃(ころ)|此地(このち)をよきり給ふ時(とき)に其年(そのとし)旱魃(かんはつ)にて里民(りみん)の歎(なけき)ひとかた》  《割書:ならす上人 請雨(あまこひ)の祈念(きねん)ありしかは数日(すしつ)の間(あひた)雨降(あめふり)て百穀(ひやくこく)登(みの)る其後(そのゝち)上人こに止(とま)り給ふ事|三年 帰洛(きらく)の頃(ころ)自身(ししん)の肖像(せうさう)を造(つく)りてこゝに残(のこ)し置(おか)るゝとなり毎歳(まいさい)四月八日より》