Gallicaの日本資料を翻刻!

コレクション: コレクション4

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 5340 (1) - 翻刻

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 5340 (1) - ページ 50

ページ: 50

翻刻

ひそく【秘色】やうのもろこしのものなれとひと わろき【他人に対して体裁が悪い】になにのくさはひ【種類】もなくあはれけ【いかにもあられに思われる様】 なるまかてゝ人〳〵くふすみのま【隅の間】はかりにそ いとさむけなる女 房(はらか?)しろききぬのいひし らす【何とも言えない】すゝけたる【黒ずんでいる】にきたなけなるしひら【注①】 ひきゆひつけたる【結びつけている】こしつきかたくなしけ【不体裁なさま】也 さすかにくし【櫛】をしたれて【垂らして】さしたるひた いつきないけうはう【注②】内侍所【注③】のほとにかゝ るものともあるはやとおかしかけても【ゆめにも】人の あたりにちかふふるまふものともしりたま 【注① しびら(褶)=下半身にまとうひだの少ない裳(も)の一種。略儀の所用で、主として下級の女房の間に用いられた。】 【注② 内教坊=宮中にあって、舞姫を置き、女楽、踏歌(とうか)などを教習させる所。】 【注③ 宮中の温明殿(うんめいでん)の別名。三種の神器の一つである八咫鏡を安置する所。内侍が常に奉侍する。】