翻刻
【右丁】
【欄外上部】
一百五
【上段】
金(きん)となる。銀(ぎん)な
れは銀となる。
其後色あげ
は金ろうはの
薬(くすり)を付て仕(し)やう
本金とおなじ
磨棒(みかきほう)の図(づ)
【図】
赤銅色付やうの伝
一 赤銅(しやくとう)鍔(つば)にても。小
柄(つか)にても色付(いろつけ)やう
【左丁・上段】
は。随分(ずいぶん)下 地(ぢ)をみ
がき。扨 灰汁(あく)にて
よく煎(せん)じて
油気(あぶらけ)をとるなり。
扨十日も前より
奈良緑青(ならろくせう)と
米酢(こめす)と水と合
せ。尤 酢(す)五勺に
水一合。緑青(ろくせう)
二両ばかり《割書:見合せ|入るべし》
壺(つぼ)へ入をき。色を
つけんと思ふと
【右丁・下段】
の法を以て占(うらな)ひしるべし。合事きめう也
一日の出る時。出る前に日(ひ)あしさすは
雨(あめ)なり。又は風ふくなり
一 朝(あさ)西(にし)の方に紫色(むらさきいろ)の雲たゝは天気よし
又 燃(もゆ)るごとく雲たつは風 吹(ふく)なり
一 天気(てんき)よきに虹(にじ)二つたつは大 風(かぜ)なり
一 夏(なつ)土用(どやう)の内(うち)に。南風(みなみかせ)吹(ふき)て。北の方へ吹(ふき)
かへしなければ寒(かん)の内に大雪 降(ふる)なり
一 知死期(ちしこ)のかしらに降(ふり)出したる雨(あめ)は
二日も三日もふるなり
【左丁・下段】
一水雲立は三日のうちに雨(あめ)降(ふる)なり
日和(ひより)をしる前に
春みなみ夏は西風秋はきた
たつみあかりはいつもふるなり
年中(ねんぢう)日和(ひより)の善悪(よしあし)をしる図
一年中日和のよしあし。左の図(つ)を以て
考(かんが)へしるべし。其方へこむはわろく。
雲でるは日和よしとしるべし。其
図左のごとし