東京学芸大学「学びと遊びの歴史」を翻刻!

コレクション: 学校教材発掘プロジェクト8

増補拾玉智恵海 - 翻刻

増補拾玉智恵海 - ページ 34

ページ: 34

翻刻

【右丁】 【欄外上部】 一百五 【上段】 金(きん)となる。銀(ぎん)な れは銀となる。 其後色あげ は金ろうはの 薬(くすり)を付て仕(し)やう 本金とおなじ  磨棒(みかきほう)の図(づ) 【図】  赤銅色付やうの伝 一 赤銅(しやくとう)鍔(つば)にても。小 柄(つか)にても色付(いろつけ)やう 【左丁・上段】 は。随分(ずいぶん)下 地(ぢ)をみ がき。扨 灰汁(あく)にて よく煎(せん)じて 油気(あぶらけ)をとるなり。 扨十日も前より 奈良緑青(ならろくせう)と 米酢(こめす)と水と合 せ。尤 酢(す)五勺に 水一合。緑青(ろくせう) 二両ばかり《割書:見合せ|入るべし》 壺(つぼ)へ入をき。色を つけんと思ふと 【右丁・下段】  の法を以て占(うらな)ひしるべし。合事きめう也 一日の出る時。出る前に日(ひ)あしさすは  雨(あめ)なり。又は風ふくなり 一 朝(あさ)西(にし)の方に紫色(むらさきいろ)の雲たゝは天気よし  又 燃(もゆ)るごとく雲たつは風 吹(ふく)なり 一 天気(てんき)よきに虹(にじ)二つたつは大 風(かぜ)なり 一 夏(なつ)土用(どやう)の内(うち)に。南風(みなみかせ)吹(ふき)て。北の方へ吹(ふき)  かへしなければ寒(かん)の内に大雪 降(ふる)なり 一 知死期(ちしこ)のかしらに降(ふり)出したる雨(あめ)は  二日も三日もふるなり 【左丁・下段】 一水雲立は三日のうちに雨(あめ)降(ふる)なり   日和(ひより)をしる前に   春みなみ夏は西風秋はきた   たつみあかりはいつもふるなり   年中(ねんぢう)日和(ひより)の善悪(よしあし)をしる図 一年中日和のよしあし。左の図(つ)を以て  考(かんが)へしるべし。其方へこむはわろく。  雲でるは日和よしとしるべし。其  図左のごとし