東京学芸大学「学びと遊びの歴史」を翻刻!

コレクション: 学校教材発掘プロジェクト8

安政見聞誌 中 - 翻刻

安政見聞誌 中 - ページ 10

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【右丁】  返〳〵もおんいち座の火事郎さん  五郎〳〵さんへくわ原さん飛ひのさん  よりよろしく〳〵〳〵〳〵 文して御見舞申上候べく候なまづ〳〵 その御地御 家(いへ)蔵(くら)さま御ふるひ御 自然(じねん)よ ゆらせられ御動揺(ごどうよう)に御すでかく損(そん)じ候 扨とやるにし二日の夜はおん心にかけら▢ 御げんの折からあひにくに信濃者の地震(ぢしん) 助(すけ)客(きやく)ゆり合せ万歳らく〳〵との御がたら もいたさず御わかれの後は地(ち)の底(そこ)ぬしさま 御ことのみ思ひつゞけけふや御ゆらせあす▢ おんゆりあらんかと心にかけし苦(く)は病▢ 五七が雨の夜もすがら六ッ八ッ風の吹▢ つけ候ても来ぬ人を松尾(まつそ)の浦(うら)の夫な■ 焼やもゝほに身をこがし胸(むね)の煙(けふ)りとほ ほのけむに身をふすぼりし思ひにてきも たましひも身にそはずぶる〳〵として暮し候べく候 年月日此 杖(つえ)はしらともたのみ候 おんま衛■おざいもを今さらおんはこびあ■ず 候てはかうばりの手まへいきぢもはりもたてつゞ 【左丁】 【上段】 かずいつそ自身(じしん)にみをすてんと覚悟(かくご)は極(きは)め候 得どもさすが凡夫(ぼんぶ)の浅間敷(あさましく)命(いのち)ありての物 だねとながらへてさへありしならばゆるかぬ御代(みよ)に 逢瀬(あふせ)もやと生死(しやうし)ひとへかまゝならでせつなき此 身を御 救(すく)ひと思しめし只々ゆりかへし苦(く)げんの程 鹿島(かしま)の神(かみ)かけげんじ■■身支度(みじたく)の■    神あり月大安日     あわれし    おんがたへ     焼原江戸町    火先なんぢ門     御損じより 突出(つきだ)し部屋(へや)もち 昼夜三分 肉(にく)つき羽二重(はぶたへ)まんしう  御好次第 座(ざ)もち太鞁(たいこ)もち おじぎ百疋 繁昌亭 【下段】 《割書:北国|名代》座敷餅 ちん〳〵鴨ぞうに 揚づめ夜るしるこ 千客万来 仮宅繁栄  見勢びらき   当月初会さしなし    御披露 一御客様方益御機嫌能入らせられ珍重々  奉存候随而私義 旧冬(きうとう)類焼後(るいしやうご)仮宅(かりたく)出張(でばり)をかまへ名代(なだい)    座敷(ざしき)もちを始(はじ)め突出(つきだ)し部屋(へや)もちるゐ肉(にく)づき羽二重(はぶたへ)    まんぢう格別(かくべつ)風味(ふうみ)よろしきをゑらみ座(ざ)もちたいこもち    まで大安売(おほやすうり)仕候間 昼夜(ちうや)をかけて永当〳〵御来駕(ごらいが)の程    奉願上候もち論(ろん)余(あま)り分量(ぶんりやう)を過(すご)し召上られ候ては胸(むね)の    焼(やけ)をせうじ何程の金もちに候とも身(み)もちをくづし女ぼう    もちは焼(やき)もちのさわぎ出来(しつだ)し身生(しんしやう)を餅につき候間    あつさりとめいあがり末永(すゑなが)く御はこびの程伏而奉願上候以上           深川七場所        出張    仮宅屋売太郎           浅草山の宿花川戸        本宅    老乱屋新造