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コレクション: 養蚕の書

養蚕秘録 3巻. [3] - 翻刻

養蚕秘録 3巻. [3] - ページ 13

ページ: 13

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此 詩(し)の意(こゝろ)は鶯歌燕舞(わうかゑんぶ)とて鶯(うぐひす)は歌(うた)ひ燕(つばめ)は舞(まひ)戯(たはむ)るごとく春(はる)の気色(けしき)長閑(のどか)成(なる) 様(さま)を述たり画梁(ぐわりやう)とは彩色(さいしき)などしたる梁(うつばり)にて美麗(みやびやか)なる宮殿(くうでん)なとの気色を いふ其(その)東(ひがし)の林苑な(はやしその)どの事也 桑拓含雲(さうしやくもをふくむ)とは桑(くわ)の若芽(わかめ)青々(あを〳〵)と茂(しげ)りたるを雲(くも)の ごとく見立いふ又 地気(ちき)のぼつて雲となれば春暖(しゆんだん)の気(き)を含(ふく)むをもいへる歟(か)動女工(ちよこうをうごかす) とは桑(くわ)も芽(め)を出せば養蚕(こがひ)を催(もよほ)す也 撫景(けいをぶす)とは春景色(はるげしき)を愛(あい)するをいふ皃成花笑(かたちはなすはなのひに) 日とは花のほころびたるは笑様(ゑめるやう)にみゆる也 踏青(あをきをふむで)歩学(ほはまなふ)柳揺風(やなきのかぜにうこくを)といふは春 野(の)の青々 としたる所を歩(あゆ)む姿は柳の風に揺(うごく)に似(に)たりと也此 四句(しく)は春の長閑(のどか)なるに桑(くわ)とる女 の麗(うるは)しき粧(よそほ)ひを述(のべ)たり繅盆糸献(ぼんにいとをくりてけんず)今朝白(こんてうのしろき)とは既(すで)に蚕(かひこ)の功(こう)も終(おは)り今朝は白き糸 となり宗廟(そうへう)に献(けん)ずる様になりし也 視簿(はくをみて)燈挑(ともしびをかゝぐ)昨夜紅(さくやのくれない)とは簿(はく)といふ蚕の道具也 昨夜(さくや)の紅と(くれない)は又前に立かへり夜(よ)もすがら燈(ともしひ)を挑(かゝ)げ蚕(かひこ)を養(やしな)ひし事をいふ不獨一家胡(ひとりいつかのこらうあたゝか) 老暖(なるのみに)我来還(われきたるまた)擬貢王公(わうこうのみつぎにぎす)とは獨手前(ひとりてまへ)の老人のため斗(ばかり)にあらず貢(みつぎ)のためにすると也 小麥青々 ̄トシテ大-麥黄 ̄ナリ 原-頭-日-出 ̄テ天-色涼 ̄シ 姑-婦相呼 ̄ンテ有_二忙-事_一 舎-後煮 ̄テ_レ繭 ̄ヲ門前香 ̄シ 繰-車嘈々 ̄トシテ似 ̄タリ_二風-雨 ̄ニ_一 繭厚 ̄ク絲-長 ̄シテ無 ̄シ_レ断-_レ縷 今-年 ̄ニ那 ̄ノ暇 ̄テ織_レ絹着 明-日西-門賣_レ絲 ̄ヲ去