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泰西疫論 前編(神経疫部上・下) - 翻刻

泰西疫論 前編(神経疫部上・下) - ページ 43

ページ: 43

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 質ハ、土ト酸-水ト塩ト揮-発-精-気ト妙-合シテ成タル  物ナリト、是ヲ以テ其 ̄ノ醸-熟宜シキヲ得テ、年ヲ経ル  者ニ非ザレバ、妙-化自ラ分-解シテ敗シ易シ、腐-敗未-  熟ノ者ハ、衰-弊ニ害アリ、撰マズンバアラズ、   第三十四章  遏(アツ)-的(テ)-児(ル)油気味効能 遏-的-児油、其性醇-和通-達、無_二衝-撃之害_一、有_二救_レ脱伸_レ急 之効_一、配_二香-竄刺-撃之薬_一、用_レ之則和-緩以得_二佐-使之任_一、 且使_下_二芳-香飛-散之薬_一 ̄ヲシテ不_中風-化_上也、乃 阿(ヲ)-必(ピ)-□(ユ)-母(ム)。亜(ア)-的(テ)-律(リユ) 母(ム)花(ハア)-列(レ)-里(リ)-亜(ヤ)-那(ナ)及 ̄ヒ福(ホ)-夫(フ)-満(マン)。秡(バ)-爾(シ)-撒(サ)-密(ミ)-□(ユ)-私(ス)-多(ター)之二方、 殊 ̄ニ有_二効験_一、亦不_レ可_レ不_レ用、   第三十五章  諾(ナ)- 布(プ)- 多(ター)油気味効能 諾-布-多諸剤及諾-布-多 率(シユ)-利(リ)-翼(ヒユ)-胡(ウ)-葛(カ)亜(ア)-絶(ゼ)-質(チ)-加(カ)、其性 揮-発走-竄、行_二 ̄リ渋-滞_一、保_二 ̄チ亡-脱_一、功-力俊-敏、不_レ可_二軽-視_一、又与_二 阿片_一合-用、則制_二其慓-悍_一、又能 ̄ク輔-翼 ̄ス、功与_二遏-的-児油_一大- 同小-異、   第三十六章  桂皮気味効能 桂皮気味辛-甘微-渋、有_二強-心活-血発-汗之功_一、又能 ̄ク佐_二 ̄ケ 胃-化_一、健_二頭脳_一、凡焮-腫-熱熾-盛-熱之症、不_レ許_レ服_レ之、

現代語訳

性質は、土と酸水と塩と揮発精気とが巧妙に合して成ったものであるという。これゆえに、その醸造熟成が適切を得て、年を経たものでなければ、微妙な化学変化が自然に分解して敗れやすい。腐敗した未熟なものは、衰弊に害があるので、選択しなければならない。 第三十四章 エーテル油の気味効能 エーテル油は、その性質が醇和で通達し、衝撃の害がなく、脱を救い急を伸ばす効果がある。香竄刺撃の薬と配合して用いれば、和緩によって佐使の任を得る。かつ芳香飛散の薬をして風化させないのである。すなわちオピウム、アテリウム、バレリアナ、およびホフマン、バルサミユスタの二方に、特に効験があり、また用いないわけにはいかない。 第三十五章 ナプタ油の気味効能 ナプタ諸剤およびナプタ、シュリヒウカ、アゼチカは、その性質が揮発走竄し、渋滞を行らし、亡脱を保ち、功力が俊敏で、軽視することはできない。またアヘンと合用すれば、その激しさを制し、また能く輔翼する。功はエーテル油と大同小異である。 第三十六章 桂皮の気味効能 桂皮は気味が辛甘微渋で、強心活血発汗の功があり、また能く胃の消化を佐け、頭脳を健やかにする。およそ焮腫熱や熾盛熱の症には、これを服用することは許されない。