翻刻
【右丁】
申てあふひを給て退出ひけうの次第もたひ(勿体[朱])なく侍
一代々の つかひ(使[朱])《振り仮名:真よ| しよ 群類太氏》の家々は社家の所存てちがはずたとへば
ちんにて くられう(内蔵寮[朱])せんみやう(宣命[朱])を給るしかりといへども
社につかひ参し時◦(は 群類太氏)れう官これを つかひ(使)方にわたす
これをつかひともて はい(拝[朱])をし ひら(披[朱])くはつねのぎ也この
しきなくば何を以か御祝言を申べきや又この
ぎしきなくば使もとも(群類ナシ太氏)【「もとも」左に小丸】へいを進べしそのぎなくば
帰祝言のあふひれう官へわたすへきか何ゆへにあふひを
《振り仮名: ◦ |本記見たり》けまら( わたす事 群類太氏)【「けまら」左に小丸】あるへきぞや又はし殿にさすべきぞや方々存知
せらずその道理なし
【左丁】
一御まつりのつぎの日は むらさき(紫[朱])の( 野[朱])ゝかへりあそびとて
ゆゝしき事侍けれども さいん(齊院[朱])たゝせ給ずなりては
そのぎもなしかたのごとし十れち【?】などのやう
なる物参ずる事有
一今日は社には御さかきの御神事有御料給社司等
ほうゐ(布衣[朱])にて長のやにてをこなし御神事也