翻刻
【右丁】
十二月分
廿日ころより御卅構はじまるろうしゆ九人
つぼね〳〵のさた正官より九人の社司これを
ようゐたくみ びやう(屏[朱])風すだれ等をようゐす御いち
くわんあて僧返の時馬等さたしつかはす又さうやく
卿の車を卿し(司[朱])ようゐしてつかはす□米つ(積[朱])まんため
也五日の御構の候間すえあぶらい下社務方より
おろす てうづをけ(手水桶[朱])は ひ(檜)物 ぶ行(奉行[朱])ようぬするをめのとの
社司よりとりてつかはすと云々
【左丁】
一五日御構のみ間は社司等参て丁聞(テウモン[朱])あるべし
たゞし当時は其ぎなしいまはこくわんの
日とて中の日社司等そくたいにして参て
きやうたら(経陀羅[朱])有たきゞ水をけの ちい(少[朱])さき
ようゐすどれにても社務祝等これをとりてほう殿
をめぐるなつみ水くみといふ法花経文をじゆする
たちながらしやく(笏[朱])さ(差[朱])すをきて後又しやく(笏[朱])ぬ(脱[朱])く
それよりほう殿の東のなけしの上に北を
上としてざす丁聞(テウモン[朱])有ことはてぬればさふらひへ
よりてざ有りやくする事おほし今日もし
社司等 有(多[朱])【左:お歟】く出仕あ◦(り歟)て丁聞の心ざし
あらは五官等はなけしの上にもかへしそれ猶
せばくば おほゆか(大床[朱])にざすへしちかごろは又