翻刻
【右丁】
丁聞によらぬ社司等有祝方の物ども也
心えがたし又しやくをかねてさしてほう物の
所へよる事有ひけうの事也ほう物の所にて
とる時さすへしをく時ぬべしほうゐ氏人等
おほくまいりてほう物さゝげ物もちてめくもる
事つねのごとしちかごろすくなしむ◦(か歟[朱])しは
この御仏事はい外に心ざしを社家のともがら
いたすいまは其ぎなしこと神たく(侘[朱])よりおこる
もとも けむでう(厳重[朱])也僧中のろんぎもみなもとを
つくすさらに世の御構の しき(式[朱])にあらず存知
すべし
【左丁】
今日の御神事は二どの御料はてゝはじまる
一廿九日は少つごもりの御神事御ふ(封[朱])御ふく(服[朱])
まいる御ふく仕ぬれば社司等土やより御前に参(マイル[朱])
御ふ(封[朱])は たわら(俵[朱])二 ̄ツ少(コ[朱])には( 庭[朱])に仕まつ社務家 ̄ノ子御こぎ
仕て御ふうけまひらせて御あむ(案[朱])に をき(置[朱])まいらすつきに
祝方家子参てこれに同つぎに片岡よりはじめ
まいらせて末社の御とき祝方の家 ̄ノ子仕てうけ
まいらするやしまの神人給ことはてぬれは御前は
氏人わたりやより参てなげしの下の社司上を
としをりて給末社は東より参ていぬふせぎより
入て給也御ふ(封[朱])給ぬればらんじやう祝参て御と
びらきまいらする事つねのごとし社司等はらひ有
社務い下参ぬれば御ふく(服[朱])まいる御とのほどに仕
御ひつ(櫃[朱])ふた( 蓋[朱])に入ひらつゝみに入御ふくまいる次第