翻刻
此書者《割書:僕|》在関左之日偏州下邑之者不知養生之道
不幸而致夭横故愛憐之心最深仍検査延寿之数供聚
枢要之語名之以延寿撮要為便見聞以倭字書之旋
洛之後此一巻沗歴
□覧何幸加焉伏希広領華夷普授士民人人長保仙
寿規祝不浅也謹以記歳月云爾
慶長巳亥立夏之節 法印玄朔
現代語訳
この書は、私が関東にいた日々、辺鄙な州の小さな村の人々が養生の道を知らず、不幸にして早死にや災難に遭うのを見て、哀れみの心が最も深くなったため、延寿に関する数々の文献を調べ、要点となる言葉を集めて「延寿撮要」と名付け、見聞きしやすいようにひらがなで書いたものである。京都に帰った後、この一巻を編纂した。多くの人に読まれることがあれば何と幸いなことであろうか。伏してお願いするのは、広く中国・日本に領布し、あまねく士民に授けて、人々が皆長く仙人のような寿命を保つことである。その願いは浅いものではない。謹んで年月を記すものである。
慶長己亥立夏の節 法印玄朔