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【右側】
定伊法師イ【朱】
うれしきもうきもゆかりをたつぬれは恋しき《振り仮名:こかり|にこそイ【朱】》はてはなりけれ
顕昭法師
うき人のゆかりに身をはをしまねと恋ははかなき《振り仮名:すまひ|すさみイ【朱】》也けり
参河内侍
にこり《振り仮名:行|江イ【朱】》の《見せ消ち:し|こイ【朱】》ゝちこそすれひとりぬる枕のちりにつもる涙は
寂然法師
君ゆへにおつる涙のをしけれはかたしく袖をしほらてそぬる
右大臣家歌合に恋の心を 俊恵法師
新古【朱】
我恋はいま《振り仮名:は|を新古【朱】》かきりといふ《見せ消ち:くれの|まくれイ【朱】》荻ふく風のおとつれてゆく
経盛卿歌合に恋を 刑部卿頼輔
新古【朱】
こひしなんいのちは猶もをしきかなおなしよ《振り仮名:ゝ|にイ【朱】》あるかひはなけれと
百首の歌の中に恋の心を 円位法師
【左側】
新古【朱】
たのめぬに君くやとまつよひのまのふけ《振り仮名:ふ《振り仮名:か|けイ【朱】》て|ゆかて新古【朱】》たゝあけなましかは
右大臣家百首の中に恋の心を 内大臣 右大臣千【朱】
千【朱】
さきにたつなみたとならは人しれす恋ち《見せ消ち:を|にイ千同【朱】》まとふ道しるへせよ
《振り仮名:同|内イ【朱】》詞《振り仮名:怨|忘イ【朱】》恋といふことを 中原清重
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露はかりなさけもかけぬことのはをおもひしらぬは涙なりけり
《振り仮名:◦|藤原イ【朱】》季定
なさ■けなく《振り仮名:すき|ふみイ【朱】》かへさるゝ小山田に猶しも恋のたねをまくかな
待返事を恋といふことを 大納言隆季
玉つさをたよりにか《見せ消ち:け|く》るかりかねのかへらぬそらはかくやまたれし
たま〳〵返事をみる恋と 権僧正道勝
い《見せ消ち:ふ|へる【朱】》ことを読る
まち〳〵て心つくしのふみゝれはゆるさぬもしのせきそ《見せ消ち:い|ゐ【朱】》にける
見返事無字恋といへる心をよめる